GRESBリアルエステイト評価

GRESBは、不動産会社・ファンドの環境・社会・ガバナンス（ESG）配慮を測る年次のベンチマーク評価及びそれを運営する組織の名称であり、責任投資原則（PRI）を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に2009年に創設されました。GRESBリアルエステイト評価は、そのうち既存物件運用を主業務とする不動産会社・ファンドを評価対象としたものです。
2025年GRESBリアルエステイト評価において、本投資法人は、ESG推進のための方針や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」及び保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取組み等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者であることを示す「Green Star」の評価を取得しました。

環境認証・省エネ認証

本投資法人は、「環境・社会への配慮」がなされたポートフォリオの構築が、年々高まるテナントからの環境配慮のニーズに応えることや、中長期的な投資主価値向上につながると考えており、保有物件における同認証の取得割合（延床面積ベース）を2030年度まで40%以上に維持することを目標としております。

取得状況

本投資法人における環境認証の取得実績は下記の通りです。

• 延床面積ベースで算出
• 認証重複取得物件を除く

DBJ Green Building認証取得物件

DBJ Green Building 認証は、ビルの環境性能に加えて、防災や防犯、及び不動産を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請に配慮した不動産（「Green Building」）の普及促進を目的に、株式会社日本政策投資銀行（DBJ）が創設した認証制度です。
本認証は「five stars」、「four stars」、「three stars」、「two stars」及び「one star」の5段階で評価されます。
DBJ Green Building認証の詳細についてはこちらをご参照ください。

CASBEE不動産評価認証取得物件

CASBEE不動産評価認証は、国土交通省の主導のもと、日本で開発・普及が進められている建物の総合的な環境性能を評価するシステムです。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮に加え、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価します。
本認証は竣工後1年以上経過した建築物を対象に「Sランク」「Aランク」「B+ランク」「Bランク」の4段階で評価されます。
CASBEE不動産評価認証の詳細についてはこちらをご参照ください。

BELS評価取得物件

BELS（建築物省エネルギー性能表示制度）評価とは、国土交通省が評価基準を定めた公的な評価制度で、建築物の一次エネルギー消費量に基づき、省エネルギー性能を評価する制度です。
本評価は2024年4月1日以降、「エネルギー消費性能」について非住宅建築物及び再エネ設備のある住宅については7段階（星なし～★★★★★★）で、再エネ設備のない住宅については5段階（星なし～★★★★）で表示されます。
また、住宅のみ「断熱性能」も7段階（レベル1～7）で表示されます。
BELS評価の詳細についてはこちらをご参照ください。

• BELS評価制度の変更（2024年4月1日開始）に伴い、BELS旧制度にて取得した「エネルギー消費性能」評価を新制度基準での評価に修正して表示しております。また、BELS旧制度では「断熱性能」の表示はございません。